3.4.4. ページング
この章では、WebSQL テーブルオブジェクトのページ切り替えを行う手順について説明します。
WebSQL テーブルオブジェクトのページング設定をする
WebSQL テーブルオブジェクトのページング設定を行います。
/* コンストラクタ */
public EmpPage(HttpServletRequest request,
        HttpServletResponse response) throws Exception {
  …
  // 1 ページあたりの表示行数を設定
  tableEmp.setShowRows(5);
  …
}

ページング設定をする（「 setShowRows 」メソッド）

Velocity テンプレートに一覧表示する際の行数を指定します。
ActionPage クラスにアクションメソッドを追加する
ActionPage クラスに画面から呼び出すアクションメソッドを追加します。
/* 一覧に表示する内容をページングします。 */
public void paging(String direction) throws Exception {
  // 最初のページへ
  if ("first".equals(direction)) {
    tableEmp.pageFirst();
  }
  // 前のページへ
  else if ("prev".equals(direction)) {
    tableEmp.pagePrevious();
  }
  // 次のページへ
  else if ("next".equals(direction)) {
    tableEmp.pageNext();
  }
  // 最後のページへ
  else if ("last".equals(direction)) {
    tableEmp.pageLast();
  }
  // 再表示
  show();
}

ページングする（「 pageFirst ／ pagePrevious ／ pageNext ／ pageLast 」メソッド）

各メソッドを使用して、WebSQL テーブルオブジェクトを「最初のページ／前のページ／次のページ
／最後のページ」へ、「 setShowRows 」メソッドで設定した行数毎にスクロールすることができます。
HTML テンプレートに ActionPage 連携用の記述を追加する
HTML テンプレートにアクションメソッドを呼び出す記述を追加します。
<!-- ページ遷移ボタンを配置 -->
<input type="button" value="最初のページ"
     onclick="ls.exec('paging','first')" #if(!$tableEmp.hasPrevPage) disabled #end />
<input type="button" value="前のページ"
     onclick="ls.exec('paging','prev')" #if(!$tableEmp.hasPrevPage) disabled #end />
<input type="button" value="次のページ"
     onclick="ls.exec('paging','next')" #if(!$tableEmp.hasNextPage) disabled #end />
<input type="button" value="最後のページ"
     onclick="ls.exec('paging','last')" #if(!$tableEmp.hasNextPage) disabled #end />

「 $tableEmp.hasPrevPage ／ hasNextPage 」

現在表示しているページよりも前／後のページが存在するか否かを表します。
ページを表示する
ボタンをクリックして、表示しているページが切り替わることを確認します。