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3.1. HTML テンプレートの表示

この章では、HTML 画面の雛型（テンプレート）に ActionPage の値を埋め込み、HTML 画面を出力する手順について説明します。

ActionPage クラスを作成する

LSJ 基底クラス「 ActionPage 」を継承し、ActionPage クラス「 WelcomePage 」を作成します。

/* WelcomePage クラス */
public class WelcomePage extends ActionPage {
    /* コンストラクタ */
    public WelcomePage(HttpServletRequest request,
            HttpServletResponse response) throws Exception {
      super(request, response);
    }
}

テンプレートに埋め込む変数を宣言する

「 public 」宣言することにより、テンプレートからのアクセスが可能になります。

/* 現在時刻 */
public Date now = null;

変数に値を設定する

宣言した変数に値を設定します。

/* コンストラクタ */
public WelcomePage(HttpServletRequest request,
        HttpServletResponse response) throws Exception {
    super(request, response);
    // 現在時刻を設定
    now = new java.util.Date();
}

表示する HTML テンプレートを指定する

「 setTemplateName 」メソッドを使用し、表示するテンプレートを指定します。

/* コンストラクタ */
public WelcomePage(HttpServletRequest request,
        HttpServletResponse response) throws Exception {
    super(request, response);
    // 現在時刻を設定
    now = new java.util.Date();
    // 表示するテンプレートを設定
    setTemplateName("WelcomePage.html");
}

テンプレートファイル名の指定

Velocity のファイル検索パスからの相対パスで記述します。

※Velocity のファイル検索パスのデフォルトは「 WEB コンテキストのルート」です。サンプルアプリでは web.xml にて、読み込みパスを「 WEB コンテキストのルート / template 」としています。

HTML テンプレートを作成し、変数を埋め込む

HTML ファイルを作成し、ActionPage で宣言した変数名に「 $ 」を付与して記述します。

<html>
  <head>
    <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8" />
    <title>ようこそ画面</title>
  </head>
  <body>
    ようこそ！現在 $now です。
  </body>
</html>

ページを表示する

ようこそ画面に、現在の時刻が表示されていることを確認します。