3.4.1. WebSQL テーブルとは
この章では、WebSQL テーブルオブジェクトの構造について説明します。
オブジェクトの構造
WebSQL テーブルオブジェクトは下図のような構造をしています。
Column オブジェクト
WebSQL テーブルオブジェクトを構成するカラムの情報を保持するオブジェクトです。


このオブジェクトは、データベースの問合せ結果( JDBC ResultSet )のメタデータより自動的に生成されますが、アプリケーションプログラマが 個別に追加、設定することもできます。


このオブジェクト自体にはデータ値を持ちませんが、データ項目に関する様々な属性を設定することができます。

属性

Column オブジェクトのカラム名、データ型、見出し名、桁数、フォーマットパターンなどの属性を保持しています。

※その他の属性に関しては LittleSoft J-Programing API リファレンスを参照してください。
Row オブジェクト
WebSQL テーブルオブジェクトの Column オブジェクトに対応するデータ値、行ステータスを保持するオブジェクトです。


このオブジェクトは、データベースの問合せ結果( JDBC ResultSet )より自動的に生成されますが、アプリケーションプログラマが 個別に追加、削除することもできます。


行ステータス

新規、更新、削除済みなどの行ステータスを表し、データ更新時にはこの行ステータスからSQL文を生成します。
Params オブジェクト
WebSQL テーブルオブジェクトを構成するパラメータの情報とそれに対応するデータ値を保持するオブジェクトです。


このオブジェクトは、WebSQL テーブルオブジェクトにSQL文を設定する際に自動的に生成されますが、アプリケーションプログラマが 個別に追加、設定することもできます。


SQL文の発行時には、このパラメータオブジェクトのデータ値がSQL文のバインド変数に設定されます。